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2018年9月11日 (火)

one day (791)    イチローと72本と狂牛病と

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9月11日。
この日が来ると、毎年2001年のその日を思い出す。
私は会社員を辞めて、アメリカに来ていた。
久しぶりにゆっくり旅をしたいと思ったし、
イチローのルーキーシーズンを見届けたかった。
野茂も観たかった。
アメリカに着いてすぐに惨禍があり、
旅の予定を変更した。
飛行機も鉄道もストップ。
長距離バスで移動した。
シアトルでイチローの勇姿を観られたのが9月18日。
メジャーリーグが1週間振りに再開された日だった。
その後オークランド、クリーブランドでもイチローを観た。
そしてこの年のもうひとりの主役。
バリー・ボンズ。
72本の本塁打。
私は59号と60号を目撃した。
リプケンの引退もこの年で、
最後の勇姿をボルティモアで観た。
ボルティモアはベーブ・ルースの故郷でもある。
そしてそして狂牛病。
私は牛肉の輸入業に携わっていたので、
このニュースは印象深い。
”惨禍”とほぼ同時期。
退職の挨拶にロスの支店を伺った際、
いいタイミングで辞めたと、
半ば冗談で羨ましがられた。
この旅に私はニコンのFM2を持参した。
2ヶ月で10本も撮らなかったが、
素人だったのでそんなものだろう。
露出も理解できておらず、数も少ないが、
このスナップ達が、私の初めての作品になるかもしれない。
帰国して半年後、私は写真の道に入った。
大判、中判のカメラ、フィルムを初めて知り、
ポジフィルムもバライタ印画紙も初めて知った。
とんでもないところからのスタートだった。
今でもたまに、そのアメリカの写真を観る。
下手なりに、それでも何とかなっているものが僅かにある。
私の写真の原点、もしくはそのひとつかもしれない。

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